相談事例

補助金申請の文章を5分で書き出す

申請書の「事業の概要」欄を前に、一文字も進まない。やってきたことはあるのに

5分 ChatGPT 安心ホッとした

こんな人へ
中小企業の総務・個人事業主で、補助金や助成金の申請書の文章が書き出せない人

今日の相談

申請書が書き出せない

補助金の申請書類を前に、書き出せず迷っている主人公

記入欄は小さいのに一文字も進まへん…

AIへお願い

自分の事業の説明を話し言葉のままAIに渡している相談者

やってきたことを話し言葉のまま渡す

AIの返事

申請書向けに整った文章が返ってきて少し驚く相談者

申請書らしい文にすっと変わる

ポイント

今日のポイント

できた!

空欄が埋まった

申請書の下書きができて安心して微笑む相談者

白いままやった概要欄に言葉が入った

また困ったらおいでと言うほー先輩

一番むずかしい一歩目は、もう越えたで。

絵で流れはつかめたやろ? ほな、このとおりにやってみよか。コピーして使える手順を下に置いといたで。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「補助金の申請をすることになったんです。でも申請書の『事業の概要』とか『取組の内容』みたいな欄が、どう書いたらいいか分からなくて……記入欄は小さいのに、もう三日も白いままです」

これも、小さな会社や個人事業主の方からよく聞く相談です。やってきたことは、ちゃんとある。お客さんもいるし、工夫もしてきた。でも「申請書の文章」となると、急に別の言語に見えてくる。「事業の強みを簡潔に記載してください」と言われても、簡潔ってどれくらい? 強みって何て書けば?——そのまま時間だけが過ぎていく。

締切は近づいてくる。この最初の一歩をなんとかしたい、というのが今日の相談です。

2. 大丈夫です

ほー先輩:大丈夫やで。あなたが三日止まってたんは、事業に中身がないからやない。「役所の文体」に翻訳するのが難しいだけや。翻訳はAIの得意技やで。

そうなんです。申請書に書く中身——何をやっているか、誰のためか、何を変えたいか——は、あなたの頭の中に全部あります。足りないのは「申請書らしい文体への翻訳」だけ。

今日やるのは、自分の言葉で話すように書き出して、翻訳をAIに任せること。かしこまった言葉は、ひとつも用意しなくて大丈夫です。

3. 今日使うAI・道具

今日使うのは1つだけです。

  • ChatGPT(無料で始められます) … 話し言葉の説明を、申請書向けの文体に翻訳してもらいます。

申請の要項(募集案内)も手元に置いておいてください。使うのは最後の確認のときです。

4. 実際にやってみる

順番にいきましょか。

ステップ1:話し言葉のまま、事業のことを書き出す

「うちは○○をやってて、お客さんはこういう人が多くて、最近こういう工夫を始めた」——友達に説明するつもりで、そのまま書きます。きれいな文章にしなくて大丈夫。

このとき1つだけ約束。社名・取引先名・具体的な金額は「A社」「B社」「◯円」に伏せてから貼りましょう。返ってきた文章で元に戻せば大丈夫です。

ステップ2:ChatGPTに、このまま頼む

次の説明を、補助金の申請書に書く文章に整えてください。 「事業の概要」「現状の課題」「今回の取組内容」の3つに分けて、 申請書にふさわしい丁寧な文体で、それぞれ3〜4文にまとめてください。 説明にない実績や数字は付け足さないでください。

「説明にない実績を付け足さないで」は必ず入れてください。申請書で一番あかんのは、盛った内容が事実と違うことです。

ステップ3:要項と照らして、事実だけ確認する

返ってきた文章を、募集要項の記入例や注意書きと照らします。欄の字数に合うか、聞かれていることに答えているか、そして書いてあることが全部事実か。ここは申請者本人にしかできない、いちばん大事な仕事です。

ほー先輩:AIの文章はきれいやけど、提出するんはあなたの名前や。最後の照合だけは、ゆっくりやってな。

5. 完成例

実際にやってみると、こんなふうに変わります。(架空の事業の例です)

ビフォー(話し言葉の書き出し)

うちは小さい弁当屋。お客さんは近所の工場の人が多い。
最近 注文をLINEで受けるのを始めたら間違いが減った。
これをちゃんとしたシステムにしたい。レジも古い。

アフター(ChatGPTが翻訳した下書き)

【事業の概要】
当店は地域の事業所向けに弁当の製造・販売を行っており、近隣の
工場等に勤務する方を中心にご利用いただいております。

【現状の課題】
現在は電話等での受注が中心であり、注文内容の聞き間違いや記録
漏れが発生しやすい状況にあります。また、レジ設備の老朽化も
課題となっています。

【今回の取組内容】
受注管理をシステム化し、注文の正確性と業務効率の向上を図り
ます。あわせてレジ設備を更新し、会計業務の負担を軽減します。

三日止まっていた欄の下書きが、5分でできました。あとは要項と照らして、字数と事実を整えるだけです。

6. 使ってみた感想

正直、最初に返ってきた文章を見たときは「うちの店のことなのに、ちゃんとした事業に見える」と笑ってしまいました。中身は同じなのに、文体が変わるだけで伝わり方がこんなに違うのかと。

良かったのは、一歩目のハードルが消えたこと。下書きさえあれば、直すのは苦になりません。

一方で、注意も実感しました。AIは頼み方次第で、それらしい実績を勝手に足してくることがあります。「説明にない実績は付け足さないで」の一文と、提出前の要項照合。この2つはセットで習慣にするのが安心です。

7. 今日できたこと

今日できたことを、言葉にしておきますね。

  • 三日止まっていた申請書の欄に、5分で下書きが入った。
  • 「話し言葉→申請書の文体」への翻訳をAIに頼む型を覚えた。
  • 「社名や数字は伏せて貼る」「盛りを防ぐ一文を入れる」という安全策が身についた。

申請書のほかの欄も、同じやり方でいけます。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:書類の言葉はAIに任せてええねん。あなたの仕事は、書いたことに嘘がないか、ゆっくり見ることや。一番むずかしい一歩目はもう越えたで。また詰まったら寄ってな。