相談事例

企画のアイデアを5分で10個ならべる

新しい企画を考えてと言われたけど、白い企画書とにらめっこしたまま何も浮かばない

5分 ChatGPT やってみようできた

こんな人へ
小さな会社の企画担当・店主で、アイデアを出す役目に気が重くなっている人

今日の相談

何も浮かばない

白紙の企画書を前に、アイデアが浮かばず困っている主人公

白い企画書とにらめっこしたまま…

AIへお願い

企画のお題と条件をAIに伝えてアイデアを頼んでいる相談者

お題と条件を伝えてまず10個お願い

AIの返事

10個のアイデアが並んで返ってきて少し驚く相談者

思いつかへん角度がずらっと並ぶ

ポイント

今日のポイント

できた!

たたき台が選べた

アイデアの種を選び終えて楽しそうに微笑む相談者

ゼロやった企画に種が3つ見つかった

また困ったらおいでと言うほー先輩

選んだ1つが動き出したら、また聞かせてな。

絵で流れはつかめたやろ? ほな、このとおりにやってみよか。コピーして使える手順を下に置いといたで。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「『来月なにか新しい企画を考えて』と言われたんです。任せてもらえたのは嬉しいんですけど、いざ考えようとすると何も浮かばなくて……白い企画書と3日にらめっこしています」

企画やアイデアの仕事は、文章づくりとは別のしんどさがあります。正解がない。ゼロから出さないといけない。しかも「面白いこと考えてよ」という期待つき。真面目な人ほど「ちゃんとしたアイデアを出さなきゃ」と力が入って、余計に何も出てこなくなる——。

このゼロの状態をなんとかしたい、というのが今日の相談です。

2. 大丈夫です

ほー先輩:大丈夫やで。ひとつ、アイデアの秘密を教えたるわ。アイデアが出る人は「ええアイデアを1個出そう」とはしてへん。「しょうもないのも混みで、ようけ並べて選ぶ」んや。

そうなんです。アイデアの仕事は本当は2つに分かれています。数を並べる作業と、選ぶ作業。しんどいのは前半で、あなたの持ち味が出るのは後半です。

今日やるのは、前半の「数を並べる」をAIに任せること。10個のうち7個がいまいちでも大丈夫。3個の種が見つかれば、ゼロとは別世界です。

3. 今日使うAI・道具

今日使うのは1つだけです。

  • ChatGPT(無料で始められます) … アイデアを数で出してもらう相手。今日は「相談相手」というより「一緒にブレストしてくれる同僚」です。

会議室も付箋も要りません。ひとりでブレストができるのが、今日のやり方のいいところです。

4. 実際にやってみる

順番にいきましょか。

ステップ1:お題と条件を短く書き出す

「何の企画か」と「守りたい条件」を2〜3行で。条件(予算・時期・場所など)を先に伝えるのがコツです。条件がないと、実現できない案ばかり並びます。

ステップ2:ChatGPTに、このまま頼む

次のお題で、企画のアイデアを10個出してください。 それぞれ1〜2行の短い説明つきで。 定番の案から少し変わった案まで、幅を持たせてください。

【お題と条件】 (ここに、ステップ1で書いたお題と条件を貼り付ける)

10個並んだら、遠慮なくおかわりを。「もっと変わった案を」「お金のかからない案に寄せて」と方向を変えて、もう10個。数を出すのはAIなので、何回頼んでも疲れません。

ステップ3:気に入った1つを選んで、深掘りする

並んだ中から「これ、ちょっとええかも」を選びます。ピンとくる基準は理屈じゃなくて大丈夫。選んだら、続けてこう頼みます。

3番の案を採用します。この企画の「ねらい」「準備すること」 「当日の流れ」を、簡単なたたき台にしてください。

これで、白紙だった企画書に最初のたたき台が入ります。

ほー先輩:AIの案をそのまま使わんでもええんやで。「7番と2番を混ぜたら面白いかも」——そう思えたら、それはもうあなたのアイデアや。

5. 完成例

実際にやってみると、こんなふうに変わります。(架空のお店の例です)

ビフォー(お題と条件)

・商店街の小さなパン屋の、来月の企画
・予算は少なめ。店の中でできること
・常連さん以外の新しいお客さんに来てほしい

アフター(ChatGPTが並べた10個・抜粋)

1. 朝限定「焼きたて3種の食べくらべセット」
2. パンの耳の無料つかみ取り(子ども向け)
3. 「今日の失敗作」ワゴン:形が不揃いのパンを正直に安く
4. 近所の写真を店に飾る「うちの町パン屋写真展」
5. 雨の日だけのシークレットパン
   …(ほか5案)

3日ゼロだった企画が、5分で「3番と5番、混ぜたら面白いかも」まで進みました。あとは選んだ案を深掘りして、たたき台にするだけです。

6. 使ってみた感想

いちばん変わったのは、気持ちです。「出さなきゃ」と唸っていた3日間がうそみたいに、「選ぶだけ」の作業は軽い。アイデア出しがしんどかったのは、才能の問題ではなくて、ひとりで数を出そうとしていたからでした。

良かったのは、いまいちな案にも役目があること。「これは違うな」と思った瞬間、自分が何を求めているかが逆にはっきりします。

一方で、最後に選ぶ目と、実現できるかの判断は自分の仕事です。AIはあなたのお店の常連さんの顔までは知りません。「数はAI、選ぶのは自分」。この分担なら、企画の仕事はもっと楽しくなります。

7. 今日できたこと

今日できたことを、言葉にしておきますね。

  • ゼロだった企画に、5分でアイデアの種が見つかった。
  • 「条件を先に伝えて10個」という数の頼み方を覚えた。
  • 「選んだ1つを深掘りしてたたき台に」という次の一手も身についた。

行事の企画にも、売り場の工夫にも、会議の議題にも、同じ型が使えます。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:アイデアは、うんうん唸って絞り出すもんやのうて、ようけ並べて選ぶもんやで。今日は種が見つかったな。選んだ1つが動き出したら、また聞かせてな。楽しみにしとるわ。