相談事例

AIへの頼み方のコツをつかむ

AIを使ってはみたものの、返ってくる答えがなんだか的外れ。頼み方が悪いんだろうか

10分 ChatGPT やってみよう自信がついた

こんな人へ
AI初心者で、うまく頼めず欲しい答えが出ないと感じている人

今日の相談

答えが的外れ

AIの答えがしっくりこなくて首をかしげている主人公

ちゃんと聞いてるのに欲しい答えが出てけえへん…

AIへお願い

3つの要素をそろえてAIに頼み直している相談者

だれに・何を・どんな形で3つそろえて頼む

AIの返事

見違えるような答えが返ってきて驚く相談者

同じAIとは思えん答えが返ってくる

ポイント

今日のポイント

できた!

頼み方が変わった

コツをつかんで楽しそうにAIを使っている相談者

AIが急に頼れる相棒になった

また困ったらおいでと言うほー先輩

頼み方は一生もんのコツや。どの記事でも使えるで。

絵で流れはつかめたやろ? ほな、このとおりにやってみよか。コピーして使える手順を下に置いといたで。

このとおりに、5分でやってみる コピーして使える手順・スマホでもできます

1. 今日の相談

「ChatGPT、使い始めたんです。でも『お知らせの文章を書いて』って頼んだら、なんだか大げさな文章が出てきて。私が欲しかったのはもっと普通のやつで……結局自分で書き直しました。頼み方が悪いんでしょうか」

AIを使い始めた人が、最初にぶつかる壁です。そして先に言っておくと、これはあなたのセンスの問題ではありません。AIは、伝えられていないことを勝手に想像で埋めます。「お知らせを書いて」とだけ頼むと、誰向けか、何のお知らせか、どれくらいの長さか——全部AIの想像で埋まる。だから的外れになるんです。

この「なんか違う」を卒業したい、というのが今日の相談です。

2. 大丈夫です

ほー先輩:大丈夫やで。コツはたった1つ。AIへの頼み方は、職場に来た新人さんへの頼み方と同じやと思うことや。「お知らせ書いといて」だけで新人さんに渡したら、そら想像で書いてくるやろ?

そうなんです。優秀だけど、あなたの職場のことを何も知らない新人さん。それがAIです。新人さんに仕事を頼むとき、私たちは自然にこう伝えています。

だれに・何を・どんな形で。

今日はこの3点セットを、型として持って帰ってください。一度身につけば、この相談所のどの記事のプロンプトも「なるほど、この型か」と読めるようになります。

3. 今日使うAI・道具

今日使うのは1つだけです。

  • ChatGPT(無料で始められます) … 頼み方の練習相手。何回失敗しても怒りません。

準備はそれだけ。あとは3点セットの中身を覚えるだけです。

4. 実際にやってみる

3点セットを、ひとつずつ見ていきましょか。

その1:「だれに」=AIの役割と、読む相手を伝える

「あなたは保育園の先生です」「読むのは保護者です」——最初にこれを言うだけで、言葉選びがガラッと変わります。AIに着せる制服だと思ってください。

その2:「何を」=材料と目的を渡す

書いてほしい内容の材料(箇条書きでOK)と、何のためかを伝えます。材料を渡さないと、AIは想像で埋めます。的外れの原因の8割はここです。あ、材料に人の名前が入るときは、いつものように「Aさん」に置き換えてから。

その3:「どんな形で」=出し方を指定する

「300字くらいで」「箇条書きで」「やわらかい話し言葉で」。形の注文は遠慮なく。ここを言わないと、AIは張り切って長く書きがちです。

3つそろえると、こうなります

あなたは小さなお店の店主です。(だれに) 常連のお客様向けに、夏休みのお知らせを書いてください。 内容:8/13〜8/15休み。8/16から通常営業。(何を) 5行以内で、親しみやすく、でも礼儀正しく。(どんな形で)

ほー先輩:一発で決めようとせんでええからな。出てきた答えに「もっと短く」「もっとやさしく」って重ねるのも、立派な頼み方のうちや。

5. 完成例

同じお願いを、頼み方だけ変えて比べてみます。

ビフォー(3点セットなし)

夏休みのお知らせを書いて

→ 返ってきたのは「拝啓 盛夏の候…」で始まる、会社の公文書みたいな長文。悪くはないけれど、うちの店の壁には貼れません。

アフター(3点セットあり・上のプロンプト)

いつもありがとうございます。

まことに勝手ながら、8月13日(水)〜15日(金)は
夏季休業とさせていただきます。
8月16日(土)からは通常どおり営業いたします。

休み明けに、また元気にお会いできるのを楽しみにしています。

同じAIです。変えたのは頼み方だけ。「だれに・何を・どんな形で」がそろうと、AIは想像で埋める必要がなくなり、あなたの欲しかったものにまっすぐ近づきます。

6. 使ってみた感想

3点セットを覚えてからいちばん変わったのは、答えが的外れだったときに、直せるようになったことです。以前は「AIって使えないな」で終わっていたのが、今は「あ、『どんな形で』を言い忘れた」と自分で気づけます。

良かったのは、この型が慣れるほど短くなること。最初は3行きっちり書いていましたが、今は「保護者向けに、やわらかく、5行で」と一息で言えるようになりました。

一方で、材料の渡し忘れだけは今も時々やります。AIがそれっぽく埋めてくるので気づきにくいんです。出てきた答えに知らない情報が混ざっていたら、材料不足のサイン。そこだけは、読み手のあなたが見張ってください。

7. 今日できたこと

今日できたことを、言葉にしておきますね。

  • 「だれに・何を・どんな形で」の3点セットを覚えた。
  • 的外れな答えの原因が、自分で見つけられるようになった。
  • 一発で決めず、重ねて直してもらう頼み方も知った。

この型は、この相談所の全部の記事で使われています。今日から他の記事のプロンプトが「型の実例」として読めるはずです。

8. ほー先輩の一言

ほー先輩:AIへの頼み方は、新人さんへの頼み方と同じやで。だれに・何を・どんな形で。これは一生もんのコツやから、今日覚えたらもう忘れへん。次はどの困りごとから試す? ゆっくりでええからな。