1. 今日の相談
「小さな料理教室のホームページを作りたいのですが、テンプレートを見ているだけで決められません。たくさんページを作らないと公開できませんか」
テンプレートを開くと、色、写真、文章、ページ数を一度に決めるように見えて、手が止まります。あなたに伝えたいことが無いのではなく、決める順番が多すぎるだけです。
ホームページは、最初から完成形を作る必要はありません。「誰に、何を伝え、次に何をしてほしいか」が分かる小さな構成から始められます。
2. 大丈夫です
ほー先輩:最初の公開は、全部載せる日やないで。来た人が次へ進める、小さな入り口を作る日や。
大丈夫です。トップページ一枚と、問い合わせ先から始めても構いません。あなたが今、正確に説明できる範囲だけで小さく公開できます。
情報を増やしすぎると、更新が止まり、古い情報が残ることもあります。いま確実に書けて、更新担当が分かる情報を先にします。
見た目の好みは後から調整できます。先に「来た人が迷わず次へ進めるか」「担当者が来月も更新できるか」を確かめると、サービスの比較軸が自然に見えてきます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTです。載せたい情報を、必要ページと更新担当に整理します。
実在の顧客名、未公開価格、契約、アクセス解析の生データ、管理画面のパスワードはAIへ渡しません。
4. 実際にやってみる
1. 読んでほしい人を一人決める
「初めて来店を検討している人」など、最初の一人に絞ります。その人がページを開いたときに知りたいことを三つ書きます。営業時間、料金の目安、場所など、問い合わせ前の不安を減らす情報が優先候補です。
2. 次にしてほしい行動を一つ決める
電話、予約、来店、資料請求などから一つ選びます。ボタンの文言まで具体的にすると、必要な機能を判断しやすくなります。
「問い合わせを増やしたい」だけでなく、「営業時間を確認して電話する」「空き日を見て予約する」のように一歩を具体化します。複数の行動を同じ強さで並べるより、最初の一つを目立たせます。
3. 必要ページを絞る
トップ、サービス、利用案内、問い合わせなど、目的に必要なものから作ります。各ページに「誰が、いつ更新するか」も書きます。
更新担当が決まらないページは、公開を急がず「後で追加」にできます。良い候補は、必要なページを無理なく作れ、更新する人が迷わず直せるものです。
4. 更新と解約後を確認する
誰が更新するか、スマホからできるか、複数人の権限を分けられるかを見ます。無料体験では、架空のお知らせを一件追加し、画像を替え、元に戻す所まで試します。
独自ドメインを別のサービスへ移せるか、文章や画像を手元へ保存できるか、解約するとページとデータがいつ消えるかも確認します。「作れるか」だけでなく「引っ越せるか」を見ると、長く使う判断がしやすくなります。
ホームページ作成サービスによっては、公開用のサーバーが料金に含まれ、別契約が不要です。一方で、自分でサーバーを用意する方式もあります。いま選んでいる作り方に別のサーバー契約が必要かを先に確認し、不要なら追加で契約しません。必要な場合だけ、初期費用と更新費用、バックアップ、移転、解約後のデータを公式情報で比べます。
たとえば、ペライチのようなホームページ作成サービスは、ページ作成と公開場所が一つの契約にまとまる方式です。WordPressを自分で運用する場合は、シンレンタルサーバーのようなサーバーを別に用意します。同じサイトのために両方を契約するのではなく、どちらの作り方にするかを先に決めます。
「無料」という言葉も、無料体験と無料公開に分けて確認します。ペライチは、2026年8月9日時点で有料機能を1か月試せますが、試用後に有料プランへ自動で移る仕組みではありません。一方、フリープランの公開上限は2025年10月1日から0ページです。ページの作成はできても、無料のまま公開できるとは限りません。公開に使うなら、必要なページ数と機能から有料プランを確認します。
同日時点のペライチは、ライトプランが月額1,480円、レギュラープランが月額2,980円、ビジネスプランが月額3,980円、プロフェッショナルプランが月額6,980円(いずれも税別)です。公開上限はライト3ページ、レギュラー5ページ、ビジネスとプロフェッショナルは20ページです。料金や上限は変わるため、申込前にペライチの料金プランとフリープランの公開上限に関する案内へ戻ります。
WordPress方式では、サーバー料金を「月額表示」だけで決めません。シンレンタルサーバーは契約期間分を前払いする方式で、キャンペーン価格と更新時の通常料金が異なる場合があります。申込日、契約期間、支払総額、更新時料金、自動更新、独自ドメイン特典の条件を公式料金ページで同じ日に確認します。
サービス説明にデータ出力やドメイン移管の記載がない場合は、できると想像せず「要確認」に残します。問い合わせへの回答も、比較メモへ日付と一緒に書きます。
アカウントと独自ドメインを誰の名義で管理するか、二段階認証や復旧方法、退職・委託終了時の権限変更も決めます。担当者個人のメールアドレスだけに管理を寄せないようにします。
独自ドメインの名義、初年度と更新時の費用、復旧、移管だけを先に整理したい場合は、独自ドメインを取る前の確認を使えます。
5. 公開前の戻し方まで試す
スマホとパソコンで文字切れ、画像、メニュー、問い合わせフォーム、確認メール、404ページを見ます。ページURLを変える場合は転送設定、検索結果に出したくない試作ページの扱いも確認します。
公開後に誤りへ気づいたとき、前の版へ戻せるか、バックアップや変更履歴があるかを架空サイトで試します。読み上げやキーボード操作、画像の代替テキスト、文字と背景の見やすさも、テンプレートの見た目と分けて確認します。
ホームページ作成サービスとWordPressを比べるときは、同じ固定例で試します。「町内会の行事予定を1ページ公開する」と決め、文章修正、画像差し替え、スマホ表示、問い合わせ導線、非公開への戻し方までを両方で確認します。デザインの数ではなく、担当者が公開と修正を続けられるかで比べます。
6. AIで比較メモにする
固定の練習例「町内会の行事予定を載せるページを作る」を見本に、ホームページ作成サービスの購入前確認表の空欄の型を作ってください。 「読者」「次の行動」「必要ページ」「更新担当」「管理アカウント・復旧」「独自ドメイン」「公開前確認・戻し方」「データ出力・移行」「費用・解約」に分けてください。 メモにないサービス内容、料金、安全性を推測しないでください。不明点は「要確認」と書いてください。 各欄は空欄にし、実際の読み手、ページ構成、費用、管理アカウント、顧客情報は入力しないでください。 各欄の末尾に「各サービスの公式情報・更新担当者へ戻る」と添えてください。
5. 完成例
以下は架空のサイト構成メモです。特定サービスの実際の機能や条件ではありません。
【読者】
初めて体験教室への参加を検討する人
【次の行動】
Webから体験日を予約する
【最初のページ】
トップ、教室の内容、料金・日程、予約
【更新】
日程と空き状況は担当Aが月曜日に更新
【無料体験で試すこと】
架空のお知らせを追加・修正・削除する
スマホ表示で予約ボタンが押しやすいかを見る
【要確認】
独自ドメインの追加費用
予約システムとの連携
データの出力と解約後の保持
複数人で更新するときの権限
二段階認証と管理者不在時の復旧
公開前のプレビューと前の版へ戻す方法
このメモなら、テンプレートの色や雰囲気だけでなく、「必要なページを続けて更新できるか」で候補を比べられます。
6. 使うときの注意
テンプレート内の画像や文章を、自分の実績としてそのまま使いません。商標、画像、口コミ、お客様の声は、掲載できる権利と事実を確認します。
料金・機能・解約・ドメイン移管は公式情報で確認し、必要なら小さな架空サイトで操作を試します。「無料で作成できる」と「無料で公開を続けられる」は別です。無料体験の終了後にページが公開されたままか、有料プランへ自動で移るか、作った内容を引き継げるか、広告表示やページ数の制限も最新情報で確かめます。
公開前には、電話番号、住所、料金、営業時間、リンク先を人が読み直します。問い合わせフォームを使う場合は、送信内容の保存先、通知先、削除方法、プライバシーの案内も確認します。
アクセス解析や外部の埋め込み機能を使う場合は、何が送信されるか、必要な案内や同意、停止方法をサービスの公式情報と職場のルールで確認します。便利そうな機能を最初から全部有効にしません。
教室やお店そのものを紹介する文章から整えたいときは、仕事・お店の紹介文を事実から作る方法を先に使うと、各ページへ載せる言葉を準備できます。
7. 今日できたこと
- ホームページの読者と次の行動を決められた。
- 最初に作るページを絞れた。
- 作成サービス方式とWordPress方式を混同せずに比べられた。
- 無料体験後の公開・更新費用・データ移行を購入前に確認できた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:かっこええサイトも、更新が止まったらもったいないで。明日も続けられる小ささで始めよな。
やさしいAI仕事術