1. 今日の相談
「かたい文章をAIでやさしくしたいです。でも、期限や条件まで変わらないか心配です」
頼む前に、残す意味、変えたい調子、変えない言葉、付け足し禁止、確認語を決めます。
2. 大丈夫です
ほー先輩:全部お任せにせんと、残したい意味を三つだけ先に置こな。
AIは言い換えの候補を作る道具です。元文と並べて確認すれば、初めてでも小さく試せます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、固定の練習例「町内会の掲示『ごみは当日の朝に出してください』」です。AIには空欄の型だけを作らせます。自作の公開文や利用条件で入力を認められた文書を使う場合も、利用目的・入力データ・利用環境の許可を先に確認します。
顧客名、連絡先、契約番号、健康や家庭の事情、未公開情報はAIへ渡しません。名前を架空名へ変えても、文章全体から対象や案件が分かる場合があるため、仮名化を入力許可の代わりにしません。
最初は一段落だけで試します。正式な通知や契約条件は元の文書を正本とし、AIだけで言い換えを確定しません。
4. 実際にやってみる
1. 残す意味を三つ書く
期限、対象、お願いなど、言い換えても変えてはいけない意味を先に抜き出します。
2. 変える調子を一つ選ぶ
「短く」「やさしく」「責めない」のように、一度に一つだけ指定します。
3. 変えない言葉を指定する
正式名称、制度名、日付、金額などは、必要ならそのまま残すよう伝えます。
4. AIへ候補を頼む
固定の練習例「町内会の掲示『ごみは当日の朝に出してください』」を見本に、意味を変えずにやさしい言葉へ言い換えるための空欄の型を作ってください。
新しい事実、理由、感情、約束を付け足さないでください。
「残す意味」を三点まで書く欄と、元の文と変えた文を並べる欄、確認が必要な語に「要確認」と付ける欄を用意してください。
各欄は空欄にし、実際の文章、残す意味、顧客名、連絡先、契約番号、日付、金額は入力しないでください。
各欄の末尾に「元の文書(正本)・確認者へ戻る」と添えてください。
5. 一文ずつ照合する
AIが作った空欄の型を自分の手元のメモへ移し、人が元の文書から記入します。期限、対象、条件、否定表現、数字を元文と比べ、意味が増減した箇所は元へ戻します。
5. 完成例
元文:提出期限を過ぎた場合は受付できません。
言い換え候補:提出は期限までにお願いします。期限を過ぎた場合は受付できません。
要確認:期限の日付は元の案内と照合する。
完成例は架空です。「相談してください」など、元文にない救済策は付け足していません。
6. 使うときの注意
やさしい表現にしても、重要な条件を弱めたり、できないことをできるように見せたりしません。法令、契約、安全、医療などの表現は正式な窓口へ戻って確認します。
7. 今日できたこと
- 残す意味を先に指定できた。
- 新しい事実を足さず言い換えを頼めた。
- 元文と一文ずつ照合できた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:AIが読みやすくしても、意味を守る最後の確認はあなたの仕事やで。
やさしいAI仕事術