1. 今日の相談
「AIにアイデアを頼んだら十案も出てきました。三つに絞りたいのですが、AIに『おすすめを選んで』と頼むだけでよいでしょうか」
先に、目的、必須条件、外せない制約、比較項目、保留、決定者を自分で決めます。
2. 大丈夫です
ほー先輩:選ぶ基準までAIへ丸投げせんでええ。自分が大事にしたい条件を先に置こな。
AIには候補の整理を頼み、優先順位や採用判断は人が持ちます。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと架空の候補です。顧客情報、未公開計画、契約、実売上、職員評価はAIへ渡しません。
AIに最適案、成功確率、顧客の好み、安全性、採用可否を判断させません。
4. 実際にやってみる
1. 今回の目的を一つ書く
「早く決める」ではなく、誰のどんな困りごとを減らす案かを短くします。
2. 必須条件と制約を分ける
予算、期限、安全、法令、職場ルールなど、外せない条件を正式資料から確認します。
3. 比較項目を三つまで決める
準備量、続けやすさ、元へ戻しやすさなど、今回見る項目を絞ります。
4. AIへ整理を頼む
次の架空の候補を、三案へ絞るための比較表にしてください。
私が示した「目的」「必須条件」「外せない制約」「比較項目」だけを使ってください。
各案に「残す理由」「不足情報」「要確認」を付けてください。
最適案、成功確率、顧客の好み、安全性、採用可否を推測しないでください。
条件に合わない案も勝手に削除せず「保留」に分けてください。
5. 人が三案を選ぶ
AIの表と元の候補を照合し、消えた条件がないか確認してから比較対象を決めます。
なぜ必須の条件で先にふるいにかけるのか:AIが出したたくさんの案を、好みだけで選ぶと、大事な条件に合わない案を選んでしまうことがあります。今回の目的を決め、必須の条件で先にふるいにかけてから、比べる項目で三つに絞ると、選んだ理由も説明できます。
よくある失敗
- 好みだけで、案を選んでしまう
- 必須の条件に合わない案を、残してしまう
- 比べる項目を決めずに、印象で比べる
- 絞った理由を、記録に残さない
5. 完成例
【目的】架空業務Aの手間を小さくする
【必須条件】既存手順を壊さない
【比較項目】準備量・続けやすさ・戻しやすさ
【候補1】不足情報あり
【候補2】制約との照合が必要
【候補3】小さく試せるか要確認
【保留】条件不足のため削除せず残す
【決定】担当者が元案と照合して判断
近い場面として、AIに二つの一覧をまとめさせる前に、重複・表記ゆれ・残す基準を決めるもあります。
6. 使うときの注意
AIが三案にした理由は、入力した基準の範囲に限られます。法令、安全、費用、権利に関わる条件は正式な確認先へ戻し、AIの順位を承認結果として扱いません。
7. 今日できたこと
- 案を減らす前に自分の基準を決められた。
- 保留と不採用を分けられた。
- AIの整理と人の決定を分離できた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:選択肢を減らすんは、考えるのをやめるためやなく、比べられる大きさにするためやで。
複数案を表にする基本は比較表にして選びやすくする、AI回答同士の違いは根拠・抜け・要確認から比較するへ進めます。
やさしいAI仕事術