1. 今日の相談
「新しいスタッフが入ったので、お客様向けに紹介の掲示を作りたいです。何をどこまで書いていいか迷います」
先に決めるのは、利用目的、呼んでほしい名前、担当、本人が選んだひとこと、写真の有無、掲示場所と期間です。紹介文を作らない選択も含め、本人が公開してよい範囲を項目ごとに確認します。
2. 大丈夫です
ほー先輩:紹介掲示で一番大事なんは、書く内容やのうて「本人がええよと言うた内容だけ書く」ことや。
AIには架空条件から型と文例だけを作ってもらいます。名前の出し方(苗字だけ・ニックネーム)や写真の有無は、本人が選び、責任者と公開範囲を確認します。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと架空の条件です。実際のスタッフの名前や経歴はAIへ渡しません。
前職や年齢、住まい、家族、趣味などは本人に関する情報です。本人が会話で話した内容を、掲示へ自動的に転用しません。店頭掲示は不特定多数が見たり撮影したりする可能性も含め、利用目的と公開範囲を確認します。
4. 実際にやってみる
1. 本人と「載せてよい内容」を決める
呼び方(苗字・下の名前・ニックネーム)、担当、ひとこと、写真の有無、掲示場所、期間を本人に選んでもらいます。項目ごとの「載せない」や、掲示自体を作らない選択も尊重します。
2. AIへ型を頼む
お店の新人スタッフ紹介の掲示文の型を作ってください。
構成は「新しいスタッフの案内」「呼んでほしい名前」「担当」「本人が公開を選んだひとこと」の四行にしてください。
経歴・年齢・出身などの個人情報は入れないでください。
「まだ慣れない」「温かく見守って」など、能力評価やお客様への配慮要求を勝手に足さないでください。
公開範囲と掲示期間を本人と責任者が確認する欄を別に作り、名前は【 】のままにしてください。
3. ひとことは本人の言葉で
ひとことを載せる場合は、本人が掲示用として選んだ言葉を使います。普段の会話や採用時の情報から、周囲が性格・意欲・趣味を補いません。
4. 掲示の場所と期間を決める
レジ横や入口など、誰が見る場所かを本人へ伝えます。掲示期間と外す日を先に決め、延長・場所変更・写真追加は改めて確認します。
5. 外すときも本人に一声
予定日になったら外し、画像データや印刷物を職場の手順で処理します。本人が途中で変更・撤去を希望した場合の連絡先も決めておきます。
5. 完成例
【架空の紹介掲示】
新しい仲間が入りました
たなか です。
担当:受付
本人が掲示用に選んだひとこと:
「よろしくお願いします」
確認欄:公開する呼び名/担当/ひとこと/写真なし
掲示場所・期間:本人と責任者が確認
近い場面の記事として、夏季休業のお知らせの文例もあります。
6. 使うときの注意
掲示は誰でも見られる場所に出る物なので、フルネームや詳しい経歴を既定にしません。写真は個人情報に当たり得ます。個人情報保護委員会は、社内展示の例でも利用目的の通知・公表が必要で、プライバシーや肖像権にも配慮し、展示期間の限定や不特定多数への提供時に自主的な本人同意を得る取組が望ましいと案内しています(個人情報保護委員会 FAQ Q7-11)。店頭は社内より公開範囲が広いため、本人へ場所・期間・撮影や転載の可能性を伝え、本人と責任者が確認します。
本人が紹介掲示自体を望まない場合は作りません。一度確認した後も、項目追加・期間延長・別媒体への転載は同じ利用と決めつけず、改めて本人へ確認します。
7. 今日できたこと
- 本人と一緒に載せる内容を決められた。
- 本人が選んだ情報だけで確認用の下書きを作れた。
- 掲示場所・期間・変更や撤去の連絡先を決められた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:ようこその気持ちと、公開してええ情報は別や。本人が選んだ範囲を最後まで守ろな。
やさしいAI仕事術