1. 今日の相談
「お店の口コミを増やしたいのですが、お客様に頼むのが図々しい気がして言い出せません。自然な頼み方はありますか」
口コミの案内自体を認める媒体もありますが、条件があります。投稿は任意、感想は率直に、高評価や特定の内容を求めない、見返りを付けないを先に確認します。満足した方だけを選んで案内するのではなく、店の方針と媒体の規約に沿った中立な案内にします。
2. 大丈夫です
ほー先輩:書くかどうかも、何を書くかも、お客様が決めることや。その選択を狭めへん案内にしよな。
AIには、架空の店舗場面で案内文のたたき台を作ってもらいます。実在するお客様の情報、来店履歴、購入内容、既存の口コミは入力しません。
3. 今日使うAI・道具
使うのはChatGPTと、口コミページへの案内手段(カードや小さな掲示)です。
媒体ごとに規約が異なり、更新もあります。たとえばGoogleは、実体験に基づく口コミを、見返りを付けず内容や評価へ影響を与えない形で案内することを認める一方、支払い・割引・無料提供などと引き換えの投稿、内容や評価の操作を禁じています(Googleの投稿コンテンツに関するポリシー/口コミを増やすヒント)。実際に案内する媒体の最新規約を、責任者が公式ページで確認します。
4. 実際にやってみる
1. AIへ声かけとカードを頼む
架空の店で使う口コミ案内の文例を作ってください。
1. 口頭:投稿は任意で、率直な感想を案内する短い一言
2. 案内カード:公式の投稿先を示し、書く・書かないは自由と明記
3. スタッフ用注意:高評価や特定内容を求めない/投稿者を選別しない/見返りを付けない/投稿しない人へ不利益を示さない
実在の顧客情報は使わず、架空の店名にしてください。
媒体の最新規約と店の方針を人が確認する注意も付けてください。
2. 高評価になりそうな人だけを選ばない
褒めてくれた方だけに案内すると、率直な評価より高評価を集める意図に見える場合があります。案内する対象、場所、時期は、利用媒体の規約と店の方針で決めます。星の数、書いてほしい内容、投稿期限は指定しません。
3. 公式の投稿先と任意性だけを案内する
カードや公式リンクを使う場合は、投稿先を間違えないよう管理者が確認します。「よろしければ」「投稿は任意です」「率直なご感想を」と短く伝え、書き方や評価の内容は誘導しません。QRコードを使う場合も、公開前と定期点検時に遷移先を確認します。
4. 書いてもらったら返信する
返信するかどうか、誰が返信するかも店で決めます。返信は公開されるため、氏名、来店日、購入内容、相談内容など、本人が口コミに書いていない情報を店側から明かしません(返信の型は0081が使えます)。
5. 低評価にも落ち着いて返す
低評価を理由に、修正や削除と見返りを交換しません。事実確認が必要な場合は公開欄で個人情報を尋ねず、店の正式な問い合わせ窓口を案内します。規約違反が疑われる投稿は、感情的に反論せず、媒体の正式な報告手順で確認を依頼します。
5. 完成例
【架空の口頭案内】
「よろしければ、こちらから率直なご感想をお寄せいただけます。
もちろん、投稿は任意です」
【架空の案内カード(レジ横)】
ご利用ありがとうございます。
よろしければ、公式の投稿先から率直なご感想をお寄せください。
投稿するかどうか、内容や評価はお客様ご自身でお選びください。
※投稿は任意です。投稿の有無による特典・不利益はありません。
※掲載前に、媒体の最新規約とリンク先を責任者が確認します。
6. 使うときの注意
スタッフや関係者が一般客を装う投稿、事業者が内容の決定に関与したのに広告だと分からない表示は、媒体規約だけでなく表示上の問題にもなり得ます。消費者庁は、事業者が関与した広告・宣伝であることが分からない表示をステルスマーケティングとして説明しています(消費者庁のステルスマーケティング解説)。転載や広告利用は、元の投稿が公開されていても自由とは限りません。利用媒体の条件、投稿者の権利、店の確認手順に従います。法的判断が必要な場合は担当部署や専門家へ確認します。
7. 今日できたこと
- 任意で率直な感想を案内する文へ整えられた。
- 高評価の指定、対象の選別、見返りを外せた。
- 媒体の最新規約、リンク、返信時の個人情報を確認する流れを作れた。
8. ほー先輩の一言
ほー先輩:案内はできても、星も中身も店では決められへん。その線を守って、率直な声を受け取ろな。
やさしいAI仕事術